篠原 達也 議員 <平成30年 第5回定例会/12月11日 議案質疑>

平成29年度一般会計及び特別会計並びに企業会計の歳入歳出決算について、これを認定することに賛成し、討論を行います 。
私は、公明党福岡市議団を代表し、平成29年度一般会計及び特別会計並びに企業会計の歳入歳出決算について、これを認定することに賛成し、討論を行います。
 なお、決算内容の詳細については、さきの決算特別委員会並びに各分科会において、我が党の議員が意見、要望を伝えておりますので、ここでは要点を述べさせていただきます。
 本市の財政状況は、5年連続で市税収入が過去最高を更新していることを背景に、市債残高は着実に減少し、プライマリーバランスは黒字を維持しているものの、歳出では扶助費などの義務的経費の割合が高水準で推移していることは楽観できる状況ではありません。引き続き財政運営の堅実性と弾力性及び行政水準を確保する市政運営を求めておきます。
 高島市長は、都市の成長と生活の質の向上の好循環をつくり出すことを基本戦略としてまちづくりを進めてこられました。人口は増加し、企業立地や創業が進むとともに、元気なまち、住みやすいまちとしての評価が定着しつつあり、福岡市政への信頼度も高い評価を得ていると思います。
 3期目の当選を果たされ、市民から信任を得た高島市長が、これまで都市の成長で得た果実をどう市民に還元していくのか、特に子育て世代から高齢者まで切れ目のない福祉の充実を求め、意見を申し述べます。
 平成25年度策定の行財政改革プラン及び平成29年度策定の行政運営プランに基づき、市政運営のわかりやすい発信やICTを活用した利便性など積極的に取り組まれるよう求めておきます。特にAIやロボットを活用した業務効率化の実証実験を行うなど、さらなる効率的、効果的な行政運営に取り組まれることを要望いたします。今後、ICTや先端技術が進歩してもSDGsの精神である、誰ひとり取り残さないとの理念を絶対に忘れないでいただきたいと強く要望いたします。
 次に、全ての人が安心して暮らせる福祉の充実については、高齢者や障がいのある人など誰もが安心して生活できる健康福祉のまちづくりに向けて、保健、医療、福祉政策をより総合的に推進されるよう要望いたします。
 介護保険事業特別会計については、介護給付費準備基金繰入金の運用方法や基金のあり方について検討されるよう指摘をしておきます。
 市民が安心して暮らしていくためには、地域コミュニティと自然災害に強いまちづくりが重要です。自治協議会などの地域活動の運営支援や人的資源の活用情報の提供などを支援するとともに、災害時における自主防災組織の充実、災害対応支援システムの充実強化や市民への情報発信に尽力するよう求めておきます。
 高齢者、障がい者の住宅あっせん支援については、サービスつき高齢者向け住宅やセーフティネット住宅のあっせんなど、保証人がいなくても入居できるよう住宅施策と福祉施策の一体的な取り組みを図り、さらに高齢化が顕著な市営住宅については所得要件緩和などを行い、ファミリー世帯の入居の促進とともに、大規模建てかえ時には高齢者、障がい者施設等の機能導入を進め、まちづくりの観点から地域課題の解決を要望いたします。
 民間建築物の耐震対策については、熊本地震、大阪府北部地震を教訓に老朽化した建築物や避難通路等に面したブロック擁壁の恒常的な点検を行い、耐震診断、改修助成などを活用し、自治会などの地域と連携し耐震化の着実な普及啓発を求めておきます。
 消防力整備指針については、救急隊を増設し、人命救助などに的確に対応するため、警防、予防、救急、救助、広域的な消防体制の強化を要望いたします。
 次に、子どもの貧困対策については、子どもの居場所づくり支援事業に関して、他都市の取り組みも参考に、本市においても支援を必要としている人への必要な支援が届く仕組みづくりを検討されるよう要望いたします。
 安心して生み育てられる環境づくりについては、増加する保育ニーズに対応するため、多様な手法による幼児教育、保育事業の整備促進の充実に取り組まれ、さらなる保育士の人材確保事業の強化に努められるよう求めておきます。
 たくましく生きる子どもの育成については、学校の実情や環境を踏まえ地域人材や社会施設などを活用し、道徳教育やがん教育などを含めた特色ある教育活動を推進されるよう要望いたします。
 子どもの安全確保に向けた取り組みの推進については、避難訓練を含む防災対策に関して市立特別支援学校防災推進マニュアルを特別支援学校のみならず、全小中学校でも活用されるよう求めておきます。
 教育環境づくりの推進については、全市の小中学校でトイレの洋式化完了に向け着実な計画をつくられるよう要望いたします。
 図書館事業の充実については、市民ニーズに合わせた月末の休館日、閉館日、開館時間の設定などを検討されるよう要望いたします。
 次に、生活交通の確保に向けた取り組みについては、高齢化の進展や郊外における人口減少などに伴い、移動支援やコミュニティバス等の導入など地域、交通事業者及び市が協働して生活交通の確保を図るとともに、公共交通空白地等の実態調査や市民ニーズの調査を行い、実態の把握を要望いたします。
 自転車については、従来の自転車対策から自転車施策への大幅な転換を図り、自転車先進都市を志向することを求めます。
 道路の安全については、道路照明灯や防犯灯の倒壊防止に着実に取り組むことを求めておきます。
 さらに、高齢者や身体障がい者など乗客の利便性の向上を目指し、ノンステップバスやUD、ユニバーサルデザインタクシーの推進を要望いたします。
 地下鉄の安全、安心の向上については、老朽化した土木構造物、トンネル、高架橋等の改良工事の促進、車両の縦手すりの設置、駅案内サインのピクトグラム、絵文字の採用など、ユニバーサルデザインに配慮した整備の推進を要望いたします。
 次に、国内外からの観光客の受け入れ環境整備のため、回遊性の向上やナイトエコノミーの充実など都市のエンターテインメントを強化するようお願いします。また、インバウンド対策として、体験型プログラムの充実、キャッシュレス化の拡大、多言語サインや音声案内の充実強化を要望いたします。
 また、みんなで応援!中小企業元気都市プランに基づき、中小企業をバックアップするとともに、健康、医療、介護分野などでのロボット、センサー、AIの活用促進など、ケアテックベンチャーや新産業の振興へのさらなる推進をお願いします。
 九州のゲートウェイ都市として、博多港と福岡空港の一層の機能強化を図るとともに、クルーズ船や航空路線誘致を積極的に進めるよう要望いたします。
 国際海上コンテナ取扱個数130万TEUという目標達成に向け、C2岸壁延長部分の供用開始を急ぐとともに、D岸壁全体の早期整備を国に強く求めるよう要望いたします。
 次に、農林水産業従事者の所得の向上を図り、新規就業者及び後継者の育成を強化することや、市内産農畜産物の地産地消や6次産業化、唐泊恵比須かきや砂ゼロアサリなどの水産物のブランド化の推進、国内外への販路の積極的な開拓や輸出促進など経営強化を支援するようお願いいたします。
 下水道事業については、老朽化施設改築更新に向け、財源を有効に活用し、経営の効率化、サービスの安定化、企業債残高の縮減に着実に取り組まれるよう要望いたします。
 水道法の改正など、全国の水道事業の行く末が注目される中、本市の水道事業のたゆまざる経営の効率化、人材育成、さらにAIやIoTなどスマート化の推進による安全でおいしい水道水の供給に企業努力を重ねられるよう要望いたします。
 雑紙の再資源化に向け、事業所の意向調査や周知、啓発の徹底などにより、本格稼働による事業系ごみの削減推進を要望いたします。
 以上、さまざまな要望をいたしましたとおり、我が党議員が総会質疑、分科会など、あらゆる機会で申し述べた要望や提案を実現していただきますようお願いを申し上げます。
 今後も福岡市がさらに魅力ある発展を続けていくため、高島市長のリーダーシップに期待をして、公明党福岡市議団の賛成討論を終わります。
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